今回はクラウドファンディングでやってしまいがちな失敗をまとめてみようと思います。
クラウドファンディングを成功する確率を上げるのではなく、いかに失敗する確率を下げるかが重要になってきます。
失敗する行動をしないように、書き記しておこうと思います。
挑戦する皆様の参考になれば嬉しいです。
①プロジェクトの紹介文が長すぎる
よーし!このプロジェクトを知ってもらいたいし、物凄く伝えたい事が沢山あるぞ!届けー!
もう最初から張り切りすぎて、紹介文がとんでもなく長文になっている人がいます。
プロジェクトの紹介をしなければいけないのに、プロジェクトオーナーさんの生い立ちから語ってしまうような失敗をたまに見ます。
では皆さん、考えてみてください。
いきなり知らない人の長文を見せられて読む気になるでしょうか?
なりませんよね?
長文だと、そのプロジェクトの核となる部分に辿り着くまでに、大半の人が脱落してしまいます。
で、結局何をしたいの?
ちょっと何言っているかわからないんだけど?
こんな人達を量産する事になって、支援につながりません。
支援を集めるためには、プロジェクトの事を簡潔に、短くまとめて、本当に伝えたい事に魂を込めればいいんです!
自分語りをせずに、支援者さんの事を考えよう
②オリジナルTシャツなどの不要な物を盛り込む
注:ここでは、最初からオリジナルTシャツを製作する事を目的とし、その費用をクラファンで集める予約販売系の物は別と考えます。
次の記事も書かせていただきました。
ただただ支援をしたい人は、Tシャツなどの『物』はいらないと言うお話です。
プロジェクトの本来の目的とは別に、おまけを足した方が、支援者が喜ぶと思っている失敗が見受けられます。
しかも、オリジナルTシャツとか、シールとかバッジとか何か作ったとして、その経費の回収を全く考えていないパターンもあります。
早い話、このオリジナルTシャツ付きリターンを支援されればされるほど、マイナスになってしまうと言う悪夢です。
リターンの例としては
オリジナルTシャツ付き!絵本5冊を子供達にプレゼントできる権
このような感じでしょうか。
皆さん、このようなリターンを見たらどう思うでしょうか?
絵本プレゼントするのにお金使って欲しいんだから、余計な事するな!
おいおいおい、そのTシャツの分で絵本さらにプレゼントしてくれないの?
自分もそうですが、大体の支援者さんはこのように思うのではないでしょうか?
この例ですと、支援者さんは子供達に絵本をプレゼントしたいのであって、Tシャツなんか欲しくないわけです。
支援者さんの気持ちを考えられないばかりか、Tシャツを作ることで自分たちの首も絞めている事にもなります。
支援額が集まったように見えても、実は利益が無いなんて事にもなりかねないのです。
リターンにおまけはいらないから、支援者さんが何を求めているかを考えよう
③支援金の使い道が定まっていない
絵本を子供達にプレゼントしたい!と言うプロジェクトを例に説明します。
支援したお金が何に使われるのかが明確になっていないと、支援者さんも不安です。
絵本を子供達にプレゼントする事のみに特化させると、非常にシンプルで分かりやすいので、支援者さんも支援しやすいと思います。
西野さんが行ったクラファンだと、子供達に映画えんとつ町のプペルを届けたいとかがこれに当たると思います。
支援したお金が子供達へのチケット代として使われるのが明確にあったので、支援しやすかったです。
では、絵本を届ける以外の目的をいくつも重ねてしまった場合はどうでしょう?
①地元の子供達に絵本を届けたい
②地元の商店街を盛り上げたい
③地元の工芸品を認知させたい
あくまで適当に3つ例を挙げましたが、この3つの目的をリターンに盛り込んだ場合、支援者さんとしては何に支援しているのかわからなくなってしまいます。
絵本を子供達に届けることに共感して、支援するのを決めたのに、実際お金は工芸品に使われたなんて言われたらがっかりしてしまいます。
上の例では、シンプルに地元を盛り上げたい!として、売り出して行った方がいいですよね。
リターンのバリエーションは色々あっていいかと思いますが、目的がブレてしまうような方向にはならないようにした方がいいですね。
あくまで支援者さんの立場に立って、分かりやすく!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はクラウドファンディングのありがちな失敗を3つ挙げさせていただきました。
- プロジェクトの紹介文が長すぎる
- オリジナルTシャツなどの不要な物を盛り込む
- 支援金の使い道が定まっていない
いずれも、支援者さんの目線から見てみると解決すると思います。
クラウドファンディングは信用の換金装置です。
ですので、貴重な支援者さんたちのお金を預かって、プロジェクトに使うのだから信頼を裏切ることの無いようにしていきましょう。
信頼を得るためのドブ板も忘れずに、ファンを増やすのも大切!
本日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。